自律神経
そもそも自律神経の乱れとは
- 首や肩が重いだけでなく、日によってはとても辛い
- 朝はそうでもないが、午後になると肩や背中が張ってくる
- 朝の寝起きから頭痛があり、首や肩、背中が痛く、起き上がれない
- 起き上がるとめまいや立ち眩みがある
- 何か原因はわからないが、常にだるい、疲れている
なんだかよくわからない症状の時に聞く言葉。 「自律神経が乱れてるんじゃない?」 不定愁訴と言われる症状です。 確かに自律神経が乱れると、頭痛やめまい、肩こり、倦怠感や不眠など様々な症状を引き起こされます。
更に、自律神経は消化管(特に腸)とも密接に関係しています。 ストレスを感じるとお腹が痛くなったり、便秘になったりなどの症状も現れます。 また、季節の変わり目や寒暖差、気温差などでも自律神経が乱れる場合もあります。 低気圧が近づいている時、雨の日、朝晩の温度差など。 特に現代は、ストレス社会と言われおり、それが引き金となる場合も多いです。
自律神経が乱れると
ところで自律神経って何してるの?
自律神経とは、呼吸や血圧など体内の生理的機能を調節している末梢神経です。 意識的に調節することができないので自律神経と呼ばれています。自律神経の病気は、身体中のあらゆる部分に影響を及ぼす可能性があります。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。 その2つの神経が拮抗的に働き、24時間365日、私たちの身体を調節しています。 車に例えると、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキと考えると理解しやすいです。 運動をしていると交感神経が優位に働き、心拍数が上がり血圧も上昇します。逆に休息時には副交感神経が優位に働き心拍数は下がり血圧も安定しリラックス状態になります。
このように交感神経と副交感神経のバランスが保たれているからこそ、わたしたちは安定した生活を送ることができます。
自律神経ってどこにあるの?
脳は、大きく分けて3つに分類されます。
1,大脳 : 知性や判断、食欲や快、不快など
2, 小脳 : 運動や平衡機能など
3, 脳幹 : 生命維持
自立神経の最高位は視床下部にあります。 視床下部は、脳幹の一部で、そこからの命令が脊椎を通って全身に伝わります。
視床下部は、大脳辺縁系からの影響を大きく受けつつ、自律神経は本能的な欲求や情動、感情などに反応します。 私たちは、理性と本能というものを持ち合わせています。 理性は大脳皮質からの命令であり、本能は大脳辺縁系での判断です。そのふたつのバランスが崩れると脳は混乱します。この混乱が長期間続くことで自律神経に悪影響を与えてしまいます。
これが自律神経失調を起こすきっかけとなります。 ストレスなどがきっかけとなって、交感神経が優位になってしまい副交感神経とバランスが取れない。つまり、本能が封印された状態になってしまうのです。
脳からの命令は背骨を通って全身へ
脳から出された命令は、脊髄によって全身に伝えられます。 脊髄は、背骨の中にある脊柱管と呼ばれる丈夫な管の中を通っています。 自律神経の場合、特に重要なのが上部頸椎です。 頚椎1番と頸椎2番は自律神経と密接に関係しています。脳幹の一部の頸椎1番の中に入り込んでいます。
どうしてカイロプラクティックが有効なの?
長期間のストレスなどで交感神経が優位になると筋肉の過度な緊張が持続します。特に首や背中、腕などの筋肉が緊張する事で上部頸椎が圧迫され、首の骨がゆがんでいきます。緊張したり怒ったりすると手が震えるのもその為です。 その結果、上部頸椎に変位が起こり脳からの情報を上手く伝えることができなくなってしまいます。逆に各部位からの信号も脳へ伝えられなくなってしまいます。 そうして脳と身体の各部位の連絡が取れなくなってしまいバランスが崩れていきます。
カイロプラクティックで頸椎のバランスを改善することができます。 ただし、頸椎の矯正には長年の経験と高度なテクニックが必要です。 上部頸椎のゆがみを改善させると、脳からの正しい命令が各部位へ伝わり、各部位からの情報が正しく脳へ伝えられるようになります。 身体で何が起こっているのかを脳が正しく判断して、その修復策を各部位に伝える。それが自律神経バランスを整える事に繋がります。
超短波療法ってなに?
カイロプラクティックでの矯正に超短波療法を加えることで効果を上げていきます。 3つの方法を組み合わせ相乗効果を出します。
1, 超短波による星状神経節ブロック 交感神経の集合体である星状神経節を超短波を用いてブロックし、交感神経を鎮めます。
2, 腹部交感神経節ブロック 2台の超短波でお腹側、背中側から挟み込み深部の腹部交感神経節をブロック。
3, マイクロ波による末梢血管の拡張 末梢血管を拡張させることで全身の血液循環を良くします。
お困りの症状や体質によりこれらの方法を組み合わせ改善させていきます。
薬だけに頼らず身体の内側から健康を取り戻していきましょう。
まずは、ご相談からどうぞ。